海外面接に行ける日は来るのか…

【海外面接に行ける日は来るのか…】(技能実習・特定技能)

日本では医療従事者の皆様のおかげで、春先に懸念されていた遅れを取り戻す勢いでワクチン接種の方が進んでおります。

政府も全ては「ワクチン」頼みの方向で舵を切ってまいりましたが、ここへ来ての新たな変異株の出現は、重症化・死亡者の減少は見られても、感染者の増減に関しては期待が持てない結果が各国の状況を見ても明らかになってきました。

しかし少ない治験、副作用も懸念される中でも推し進めて参りましたので、分科会が提言したように、接種後の特典も協議されるのは自然の流れかと思います。

■医療機関の入院患者や高齢者施設の入所者との面会

■県境を越える出張や旅行

■全国から人が集まる大規模イベント

■大学での対面授業

■感染リスクの高い学校のクラブ活動

■大人数での会食

残念ながら提言された制限緩和ロードマップ(行程表)の中には、入国再開案は含まれてはおりませんでした。当然と言えば当然、まずは医療逼迫状況を改善し、国内の人流を再開させ影響力を検証するしかありません。

入国再開に関しては「相互主義」二国間協定での決定となります。

仮に外国人材が入国可能となっても、多くの制度関係者の海外面接はビジネスVISAではない渡航、いわゆるインバウント往来レベルの出入国の再開は更に遅れますので、暫くはオンライン面接が続くと思います。

コロナ前より、強固な関係のある送り出し機関と提携されている関係者は問題ありませんが、ここに来て新規の送り出し機関との契約を検討している方、まだ制度参入歴が浅い方は様々な弊害が出ると思います。

実際に目にしたこともない送り出し機関、教育施設、お会いしたこともない候補生、家庭訪問もできず…いざ入国してくる際には祈るしかありません。

送り出し国の感染状況も深刻です。これまで封じ込めに成功してきたと言われたベトナムも感染者が増加し、死亡率は日本の比ではありません。これは医療機関の脆弱という意見が伝わってまいります。

送り出し国では「クミアイ」という日本語を知る人がいるほど、夜の街クラスターとなりそうな行為が好きな日本人が多いことも知られております。海外面接だけを終えて帰国できるような信頼関係があれば早期再開も見込めるのでしょうか?(笑)

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