
自宅待機、10日間に短縮へ
【自宅待機、10日間に短縮へ】(技能実習・特定技能)
政府は新型コロナウイルスの水際対策として帰国者や入国者に求めていた自宅待機期間を、現行の14日間から10日間に短縮する方向で調整。
この対応は、制度関係者には大変ありがたいものです。
入国後、個室におけるリモート授業ではなく、実際の対面講習を実施できる期間が4日延長することで、実際に実技でしか指導できない内容を実現することができます。調理指導、掃除指導などがそれに該当します。
(特定技能人材 受入企業)
実際の就労開始が4日間早まります。入国後ホテル隔離を予定されている方は、宿泊費も削減することができます。
(入国後講習施設)
個室対応期間が短縮され、技能実習生の入寮数の増加が見込めます。ワクチン接種、陰性証明書の発行があっても、入国後講習期間中に外部の方との接触があると、クラスター感染の心配もありますので、外出禁止となる施設が多いかもしれませんが、その辺りの不自由さ、技能実習生への理解を深めるために、関係者一同の協力が必要だと思います。
ワクチン接種が進めば、それなりに経済活動も再開され、明るい兆しとなります。しかしワクチンだけでは感染は抑えられない、多くの感染者が発生すれば、再び緊急事態宣言となり国際的な人の往来も停止する。この辛く、苦しい状況を繰り返すわけにはいきませんので、ルールを必ず守り、違反者の行為は、一般の関係者の迷惑となりますので、積極的に公益通報していきましょう。出入国在留管理庁・技能実習機構の対応にも期待しております。