
恐ろしいぐらいに聞かない国際的な人の往来再開の話
【恐ろしいぐらいに聞かない国際的な人の往来再開の話】
(技能実習・特定技能)
「ワクチン接種・検査パッケージで経済活動の再開」
この情報は、テレビ、インターネット上を通じて多くの場所で見かけます。緊急事態宣言が解除される状況となり、国民のワクチン接種が70%程度終了する11月頃から。
こういった情報に、対象となる飲食店、国内旅行、大学、イベント関係者は希望が湧いてきたのではないでしょうか?
一方、不思議なくらい報道に出ないのが、「国際的な人の往来」に関する話。国内の話題が出れば、当然「国外」の話題もセットで出てもおかしくはないのですが、希望的観測を含めても、この議論、情報に触れる話題が出てきません。
不確定な情報発信は控える、それにしても不思議な状況です。
技能実習・特定技能業界で見れば、対象国がロックダウンのような状態。現時点では「相互主義」に基づき二国間協議を行うのは時期尚早。ましてや日本側は菅総理辞任により国のリーダーも不在の状態。総理大臣が決まり、協議をして…年内再開では無いことは誰の目に見ても分かりますが、来年のいつ頃?かも見込めない状態。ワクチン接種が「3回」を基本路線となった場合、来年の夏前後での決断となるのか?それまでに業界関係者、特に送り出し機関、入国後講習施設がどれほど生き延びているのかは分からない状態です。
この間、唯一発言をしたのが、ビジネス往来の再開について「着実にやる」と意欲を示した菅総理のコメントのみ。でも辞任される方の発言の重み、責任は全く期待できません(汗)
2021年は全く何も動かなかった1年で終わり、新年を迎えそうです。