
岸田新総裁でよかった…?
【岸田新総裁でよかった…?】(技能実習制度)
「技能実習というのは問題が大きい制度だと思っております。私が法務副大臣だった時の副大臣PT(プロジェクトチーム)をベースに「特定技能」という新しい制度を作りました。なるべく、そういう方向へ速やかに移っていく必要があるという風に思っております」
このような発言をされていた河野氏ではなく、岸田氏が新総裁に選ばれ、制度関係者もひとまず胸をなでおろした方も多いのではないかと思います。
とは言え、緊急事態宣言も解除され、行動制限緩和の話題は進んでも、一向にパブリックコメントが発表されない「入国制限緩和」の情報。制度関係者はそろそろ死活問題でもあるため気を揉んでいるのではないかと思います。
「国際的な人の往来については、その制限を緩和していく方策を、積極的にこれから検討していきたいと思います。留学生の入国についても、国内におけるワクチン接種の進展や、国内外の感染状況、そうしたものを踏まえながら、ここは前向きに検討していきたいと思います」
直近で語られた内閣総理大臣のお言葉、辞められる総理の発言なので説得力もありませんが、政治家としては100点満点の可もなく不可もない無難な発言。制度関係者が求める、目途でも構わない「いつ頃」という点は先送りとなりました。
さすがに出入国停止が1年も経過し、監理費収入が激減していく中で、事業継続のタイムリミットが…これから新内閣が発足され、衆議院を解散して衆院選投開票…出入国再開の閣議決定はいつ行われるのか…日本国内の行動制限緩和の実証実験結果、その結果における感染拡大状況にもよりますが、ワクチン3回接種がスタンダードになると更に遅延していきますので、この先まだまだ時間がかかりそうです。
※画像は読売新聞オンラインより