
いつ来る問題<来た時の人材の質
【いつ来る問題<来た時の人材の質】(技能実習・特定技能)
いつ?いつ?
制度関係者の皆様は毎日のように、ビジネス客往来再開、国際的な人の往来の再開…このようなキーワードを検索しながら再開の日をお待ちしていることでしょう。
技能実習生・特定技能の往来再開は相互主義(二国間協議)、閣議決定であっさり決まる日が来ると思いますので、ある日突然、発表があるかもしれません。
大切なことですので何度も言いますが、不確定情報でフライング行為に出ることは、外国人材の現状、入国後講習施設の予約、受入企業の宿舎準備など実損が発生するかもしれませんので、金銭的な補償もできないのであれば、慌てずパブリックコメントを待ちましょう。
では監理団体関係者は今何をするべきか?
入国再開はいつの日か来ます。その前に、入国予定のある外国人材の『質』は改めて大丈夫でしょうか。日本語学習から遠く離れて、挨拶、自己紹介もできなくなったレベル、これぐらいは良いとして、日本のルール、企業で働くマナー、宿舎の衛生管理、このあたりまで何も教育が施されてはいない人材が入国してきた場合、入国再開した喜びから一転、翌日からは問題解決に走り回る日が来ます。
それは送り出し機関が…入国後講習施設が…
このような長期隔離生活、多くの関係者(職員)も解雇等される中、入国後も少なからず隔離生活を求められ、直接的な教育機会を失う。問題を起こす予備軍のような人材を1ヶ月で修正できるわけもなく、入国してきた外国人材が、思い描いたような実習(就労)の継続をすると思ったら大間違いです。
特にベトナムの人材は2,3年前より人材の質に変化を感じている人が多く、コロナ前は怒りにも近いような感情を抱かせる人材に寄り添う日々を経験し、昨年のレジデンストラック時の入国者は最悪な状況を極めた関係者も。この問題は約1年以上の入国停止した期間で問題解決したわけではありません。ひょっとしたら更に悪化していると思われます。
「いつ来る?」日々、このような状況を心配するよりも、来日予定の人材に日本側から責任を持って教育を行う、お金を掛けずに優良な人材を受け入れたい監理団体は、そろそろ本気を出して自分達自身で事前教育を開始して下さい。