【ココが変だよ新規入国再開：隔離期間】（技能実習・特定技能）

短期滞在の外国人について、政府は、受け入れ先企業などが行動管理を徹底することを条件に、ワクチンを接種済みなら、待機期間を最短10日から3日に緩和する。留学生や技能実習生は、ワクチン接種済みでも、14日間の待機を条件に入国を可能にする。

短期滞在者＝3日間

留学生・技能実習生＝14日間

この差は何なのでしょう？ 在留資格は違っても同じ「人間」

留学生や技能実習生だって、入国後講習施設、監理団体、受入企業、何より技能実習機構より関係各所の責任を追及されるのに、「留学」や「技能実習」という在留資格を持つ人間達は新型コロナウイルスに感染し、持ち込む可能性が高い？これって人権侵害なのでは？（笑）

これは日本政府が、在留資格によって差別をしている行為でしょうか。同じ人間なのですから「感染」リスクに関して差は無いと思うのですが。

それだけ政府の間でも、留学生や技能実習生は問題が多いと考えているのでしょう。過去の経緯を見ていれば完全否定はしませんが、それならば入国させなければ良いのにと…留学生や技能実習生が入国再開をすると歓喜するのは、制度関係者の1部の人々。国民投票をして真意を問えば、恐らく過半数以上の人は外国人材の入国再開は反対だと思います。

第6派が来なければ良いですが、第6派が来る前に入国再開をすれば、約2年前のクルーズ船での感染者の入国時に逆戻り、感染症は外国人材が持ち込むという情報で収集が付かなくなるでしょう。

しかしいつかは再開しなければいけなかった国際的な人の往来。問題を抑止する方法は1つだけ、違反者に対し制裁を厳しくするしかありません。

現在、厚生労働省より公表されている「入国時の誓約に違反した事例」、皆様は日々、気にかけておりますでしょうか？パスポートと同じ、ローマ字記載の名前が公表され、1週間後には削除される。恐れる制裁でも無く、反省すら促せないのではないかと思います。せめて違反者はパスポートの没収、5年間の再発行不可ぐらいにはしないと…

本年初頭までのレジデンストラックは、入国時の誓約書に違反しても、技能実習機構は「看過」行為、厚生労働所管轄として「ザル入国」と言われた状況を生み出しました。

今回の新規入国再開、果たして技能実習生の技能実習機構、留学生・特定技能の出入国在留管理庁はどのような行動に出るのか？真価が問われます。