
【ココが変だよ新規入国再開:特定監理事業】
【ココが変だよ新規入国再開:特定監理事業】(技能実習・特定技能)
新規入国再開、その情報に歓喜していた矢先、1676団体もの特定監理事業の方々は地獄へ突き落されたような気持になったのではないでしょうか?
我々はいつ入国させることができるのか?
「令和4年2月以降の利用対象者は実施状況等を踏まえつつ決定する」
来年の1月末までは入国できないことが確定しました。
外国人材・受入企業から入国に対する問い合わせに対し入国できないことへの説明、お詫び行脚…誠実に取り組まれていても、一般監理事業に届かなかった方と、手抜きをして目指さなかった方、結果が全てです。
技能実習機構は一般監理事業を取得できるよう推し進めてまいりました。決して特定監理事業が「ダメ」なのではありません。両者とも監理事業のプロフェッショナルな世界。ただし「1軍」と「2軍」のようなもの、同じプロフェッショナルでもまだ何かが足りないのです。「1軍」に何かしらの特典がある、これは当然です。そうでなければ「1軍」を目指さなくなります。技能実習3号、受け入れ人数枠拡大…今後の糧としなければなりません。
心配なのは、監理団体事情であっても、あまり理解をしていなかった技能実習生や受入企業の反応。この「一般」と「特定」の違い、言葉だけを見れば「特定」の方が良い響きですが、実際はそうではなかった。
特に技能実習生への説明次第では、入国後に大きな問題になる可能性があります。送り出し機関の関係者は「一般は優良」とそのまま翻訳した場合、自身の派遣先は「優良」では無かった、母国で高額な借金を背負い、お友達は次々と出国していくのに、自分だけは待機。モンスター化して大騒ぎにならないことを祈るばかりです。
こうしている間にも申請が始まり、航空券の手配、隔離施設の手配、配属後の宿舎の手配、母国で一時的に就労していた先への退職届、週末から関係者は休日返上で動いております。
再び感染拡大が始まり、またまた入国停止。約2年近く待機した人材を更に待機させることにでもなれば、3年研修のはずが3年待機となるかもしれません。
不確定な情報段階での拡散行為やフライング行為は決して許されませんが、確定情報後の行動はできるだけ速やかに実施された方が良いと思います。特定監理事業の関係者の方々は慌てずに待ちましょう。