【天国から地獄へ】

【天国から地獄へ】(技能実習・特定技能)

11月26日(金)1日の入国者数上限3,500人→5,000人

11月26日(金)条件付きで特定監理団体も入国可能に

制度関係者の歓喜と共に、入国後講習施設(研修センター)に鳴り響く問い合わせ、明るい希望を持って年末年始が迎えられると新たな対応の検討に追われました。

11月29日(月)ビジネス目的の短期滞在者や留学生、技能実習生の日本への入国停止、天国から地獄へ一気に突き落とされました(涙)

制度関係者としては大変残念な結果ではありますが、一人の国民としては感染拡大前の「水際対策」、政府の即断即決、大正解だと思います。

当面=1ヶ月…年末年始は明るく過ごせそうにもありません。その後に控える旧正月、北京オリンピック…再び制限緩和されても万々歳になるとも思えず、大方の人が当初予定していた通り、来年の春以降には…と慰めて納得するしかありません。

「オミクロン株」と呼ばれる変異株の流入は昨日公表の1件のみ、従来型の国内感染者数も少なく、今後どのような数値を持って制限緩和となるのか?1ヶ月前後では収束しそうもない状況は明らかです。

今回の緊急処置により、入国目前であった関係者の中で14日間の待機施設のキャンセル料など実損が発生した方もいるのではないかと思います。

来年春以降であれば、持ち応えられない送り出し機関、入国後講習施設、新規入国者数を大幅に上回る、帰国困難者・来年修了者の相次ぐ帰国予定、受入企業も空前の人手不足となるかもしれません。

再び帰国困難の「特定活動」の在留資格が許可されるのか?技能実習⇒特定技能への移行者が増加すれば、新規入国再開時に、一時的に入国後講習施設は盛り上がっても、いずれは特定技能人材の在籍により人件費が増加、人数も確保され、1社あたりの技能実習生入国者数が減少、入国後講習施設は明るい話題がありません。

入国者数の上限、14日間の個室隔離処置が解除されなければ現状維持が精一杯、飲食店のような補償金もない入国後講習施設は、月々の家賃支払いの限界を迎え、閉鎖が目前です。

入国停止の当日、成田空港第二ターミナル(到着ロビー)の午前中の様子を添付します。技能実習生の満了帰国立ち合いを行い、新規入国者の「笑顔」を見る予定でしたが、絶望的な現実を見るだけでした。

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