
【奴隷制度なの?】
【奴隷制度なの?】(技能実習制度)
この言葉を聞くたびに、優良な監理団体・受入企業は不快な気持ちになります。入国前の条件説明も真実を伝え、母国語を交え、理解した上で署名を頂いている。
入国後も事前説明していた通りの職場環境と待遇。それ以上に至れり尽くせり食事補助や社内旅行と歓迎し、送り出し機関・監理団体も風通しの良い環境を築きながら、それでも生活上の迷惑行為や失踪、犯罪。
「解雇」ができない制度であるため、始末書・厳重注意書を書かせて、再起のチャンスを与え、何度も許し続ける。
元々の性格上の問題、海外面接で見抜けなかった日本側の問題か、教育で補った部分の化けの皮が剝がれたか、決してマスコミ・ジャーナリストが面白おかしく取り上げる「借金問題」だけではないのに、日本側の好意や恩を仇で返す行為の繰り返し。そういった実態を知りつつも、その部分を情報拡散することなく、一方的に技能実習生は可哀想、奴隷制度と批判を繰り返す。本当の「奴隷」状態にあるのは、我慢に我慢を重ねて対応している監理団体の事務局長、訪問指導担当者、受入企業の技能実習責任者、生活指導員等であることには一切触れられません。
お人好しの日本人は100%、200%技能実習生側が悪くても、技能実習生の将来を考えて、配慮のある対応方法で挑みます。「強制帰国」から連想されるような、髪の毛を引っ張って空港へ連れて行く行為など、国際空港で目撃された方はいるのでしょうか?
受入企業で不当な扱いを受けた、監理団体は何もしてくれなかった…心ある方々が新たな受け入れ先を紹介してくれて、今は本当に幸せに過ごしている。ここまではよくある技能実習制度を特集した報道内容です。
その先に、新たな紹介先を受けた技能実習生が、実は再び失踪をして所在不明になった問題もあることなどは報道されません。それは心ある日本人の方々の紹介に問題があるのか?それとも良かれと紹介した新たな受け入れ先に問題があるのか?それは恐らく技能実習生本人の資質の問題です。
勤務時間以外にも心を悩まし、行動を起こさざるを得ない日本側の関係者。技能実習生の失踪率は例年3%程度ですが、同じ程度の日本人も、技能実習生のワガママに振り回され、奴隷のように活動している実態も忘れずに。入国再開時には、隔離施設の個室で生活する技能実習生様に対し、食事を手配し、お部屋まで3食お届けにあがり、食器の後片付けを行い、健康状態の管理を10日間も寄り添う。これが現実の世界です。