【体温計】

【体温計】(技能実習・特定技能)

新型コロナウイルス問題発生以前、日本へ入国する際の必須持ち物に「体温計」を入れていた監理団体はどの程度あるでしょうか?

講習期間中であれば研修センターにあるだろう、実習中であれば受入企業にある、自宅で病気になれば母国から持参した薬を服用するか、JITCO保険等の外国人材専用の任意保険に加入しているので、費用負担も無いから取り敢えず医者へ行け、とあまり重要視していなかったと思います。

感染症問題が約2年となり、体調不良となった場合、「頭痛」「熱っぽい」という症状の申し出には受入企業は神経質になったと思います。

もし発熱していれば、新型コロナウイルスに感染?発熱もしていなければ「仮病?」。体温計の無い外国人材に取り敢えず出社させて、会社で体温測定する。そこで本当に発熱していて、検査結果が「陽性」であれば、対応した関係者は「濃厚接触者?」、この後、誰が病院へ引率する?と大騒ぎとなります。

このような問題に既に外国人材1人1人に体温計が行き届いている監理団体、受入企業は流石の一言です。感染症の可能性がある症状で、消毒するからと言って使い回しさせる指導も心配となりますので。

その手配方法として…

・監理団体の共同購入による販売

・受入企業による購入、無料提供

・本人自己負担購入

どのような方法で手配されましたでしょうか?「正解」はありません。どの方法も法令上、問題もありません。大切なのは出欠勤、通院判断となる「体温計」が各自に行き渡っているか否か。

本日の投稿を読んで、まだ未対応であった関係者の皆様が、この対応は重要と思い、監理団体、受入企業の対応に反映していただけると幸いです。

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