【手も足も出ない】

【手も足も出ない】(技能実習・特定技能)

政府の一環としたブレない水際対策の延長により、制度関係者・待機する外国人材は2月末まで手も足も出ない状況となりました。2月末近くになり、再び何かしらの方針説明はあるでしょうが、それまでは開店休業状態です(涙)

(開かぬなら開くまで待とうホトトギス)

このような悠長な姿勢で待っていたら約2年の月日が流れてしまいました。

(開かぬなら殺してしまえホトトギス)

まさか「見殺し」にするつもりではないでしょうが…

(開かぬなら開かせてみせようホトトギス)

厳しい水際対策を継続して「時間稼ぎ」、その間に3回目の追加接種、経口薬の開発承認を待つ作戦も、オミクロン株に代わる新たな変異株が登場すれば全てが水の泡となります。

感染症法上の分類の指摘をする人もいますが、形式的な問題ではなく、保健所のみに依存する体制ではなく、民間委託できる部分は委託し、具体的に感染症と共存を図りながら、経済活動を維持していくことが重要です。

厳しいとされる水際対策も、決して誰1人入国できないのではありません。「特段の事情」として、1日3,500人を目安に入国をしている状態です。

その中で、1日100人前後の方が、空港・海港検疫で「陽性者」として報告されていますが、無症状であれば仕方が無いものの、発熱、咳嗽、咽頭痛と明らかに症状のある方の、航空機搭乗の前の「陰性証明書」、搭乗許可への対応を疑ってしまいます。これらの問題、アメリカとフィリピンとインドと集中している国に対し、厳しい対応を求めないのも不思議な状態です。

政府は「特段の事情」という個別案件で入国許可をしておりますが、在留資格認定証明書の有効期限を延長するのみで、入国許可はしなくても発行は継続しております。最初の水際対策が始まった2020年3月末以前に発行され、未だに入国を希望されている方は、ビジネス客であっても十分な「特段の事情」に該当すると思います。

家族VISA、国費留学は許可されてもビジネス客は許可されない。同じ人間である以上、形式的な問題で差別があってはいけません。平等に、待機期間の順番に、1日3,500人を限定した家族、再入国者を止める日を設けて、その日だけはビジネス客の長期待機者を受け入れるような対応をしても、現状の水際対策、感染拡大防止に何も変わらない、このような建設的な発想ができる人がいないのか不思議に感じてしまいます。

「開けゴマ!」2年という月日は、もう呪文を間違えている場合ではありません。

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