
【戻る日常への不安】
【戻る日常への不安】(技能実習制度)
技能実習生の入国が一日も早く再開して欲しい…
代表理事、事務局長、監理団体の経営権を握るような立場の方であれば、監理費収入的にも特にそう思う反面、約2年間で変わり果てた技能実習制度業界で、日常を取り戻した時に、確実に2年は年齢も重ね、度重なる自粛要請で体力の衰えも感じる中で、2年以上前には当たり前のように対処してきた問題が再び始まることへの「不安」を感じている人も多いのではないでしょうか。
・入国時対応
・配属時対応
・技能検定「初級」試験対応
・1年目:技能実習生の語学力問題
・リモート面談から実地訪問回数の増加
・海外面接(WEB)での再スタート
・特定活動人材の帰国対応
・特定技能移行人材の一時帰国対応
・申請書類の増加
思いついた範囲で書き出しても、この2年間、中断されていた業務が山のように復活します。既に“難”のある技能実習生は、高額帰国費用でも帰国させ、在籍中の特定活動・特定技能は手の掛からない人材ばかり。
やがてこのような人材も帰国を始め、約2年間、母国の自宅で待機していた、日本語を始め、全く指導を受けていないか、指導したことをすっかり忘れた「モンスター」予備軍の人材へと大量に入れ替わる。深夜も休日も、電話が鳴り響かない、穏やかな日常を送ることに慣れきってしまった生活に、再び容赦のない相談・苦情が飛び込み、精神状態が悪化するような日常も訪れる。収入面が多少回復しても、コロナ渦の状況の方が良かったと振り返りそうな予感がしている人も多いかと思います。
新規入国が無いので手も足も出ない。しかしこの期間を利用して、以前抱えていた問題の「未然防止策」をどれほど用意ができたか。この準備により、入国再開後の生活が今と変わらぬ穏やかなものにするかに掛かっております。
まずは自宅のパソコンの前で座っている生活から、実際に動き回る生活への「体力」の問題から、続いてワガママ技能実習生への対応に耐えうる「精神面」。そろそろ本格的な準備が必要です。