【気力と体力の準備は大丈夫?】

【気力と体力の準備は大丈夫?】(技能実習・特定技能)

もう間もなく、技能実習生・特定技能の人材が笑顔でやってきます。ついでに要らん問題児もやってきます(汗)失われた2年間、在宅していることが「優等生」と評価されてしまい、頭の中では悶々と考えた日々から、言葉より行動で示す時代が戻ってきます。

直接ビジネスを実感できるような業務、出国・入国・配属業務は辛さよりも喜びが勝るでしょう。しかし送り出し機関、入国後講習施設において、1日8時間、立ちっ放しで教壇に立ち、5日間連続で勤務を行う。週1日、2日の休日、再開後しばらくは疲労回復も難しいかもしれません。

監理団体も入国業務、申請書類に配属作業に、全実習実施機関(受入企業)に配属があれば、1年間漏れなく訪問指導実施。新規入国の喜びも束の間、半年以降あたりから、訪問するたびに「トラブル」という名のお土産を持ち帰る日々、併せて技能検定試験(初級)の立ち会いと、監理費収入が回復しない中、交通費ばかりが出費する状態が続きます。

入国再開に比例して、監理人数も増加すれば良いのですが、特定人材の帰国希望、技能実習満了者も重なれば、収支バランスが取れなくなる。監理団体が想像した通りの経営が成り立つまで3年が必要とされますが、ここ1,2年は経営状態の悪化が避けられません。

この間に実施が予定されている「技能実習制度の見直し」、技能実習生屋さんと化して、技能実習制度の存在ばかりに依存している監理団体は、見直しの流れによっては淘汰されていくかもしれません。

コロナ渦において好景気に沸いた業界もあれば、コロナに関係なく日常業務が行われていた業界もある中で、技能実習制度業界はほぼ休眠状態でしたので、優良な人材と共に比例増加する「モンスター人材」対応の気力と体力も十分に養っていきましょう。

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