
【配属先による運・不運】
【配属先による運・不運】(技能実習制度)
「配属時には良い子だったのに…」
どこでどう誤ったのか、大幅な期待外れとなる人材もいます。これは日本人も同等です。面接から入社までの「お芝居」が上手であったのか、期待値があまりにも大きく、減点方式となってしまったのか、「少しできない子の方が可愛い」外国人材に限らず、人材採用あるあるです。
中には「伸び悩む」人材に遭遇することもあります。「潜在能力」は誰よりも高かったのに…このケースで多いのは、受入企業が生産性の1人としてしか見ておらず、可もなく不可もない距離感で放っていることに起因します。
勤務中は難しくても、休憩中はもっと日本語で話しかければ良いのに…技能実習生が興味関心のあることに対し、簡単な日本でも話題を広げてあげれば良いのに。
出社して、いつものように作業を進めることが当たり前のようになり、帰国、転職等、職場を去る話となって、急に名残惜しさを口にする…「時既に遅し」です。
このような受入企業に限って、海外人材募集時には、あれこれと条件や要望を突きつけます。お目に適う人材を用意するから手厚い「待遇」だけでなく「対応」もぜひお願いしますと…。
日本語能力試験の結果に関しても、日常会話にしても、自発的に「かまってちゃん」な人材は問題ありませんが、優良な人材は波風立てぬよう大人しくする傾向もありますので、意図的に「かまってあげる」ことも必要です。
問題も無いから大丈夫という「放置状態」が能力を伸ばすことなく、「勿体ない」人材となります。交換日記や勉強会など、更に負担を強いるような特別なことをする必要がありません。通常作業で一緒に行う時間を増やし、ご飯を食べる時に近くにいるようにするだけで、潜在能力の高い人材はガラッと変わりますので、ぜひお試し下さい。