
【出国ゲートで何人と出会えるのか?】
【出国ゲートで何人と出会えるのか?】(技能実習制度)
いよいよ今週より入国再開が本格化します。
慌てず騒がず…騒動が落ち着いてから入国させようと考えている関係者にはまだ実感が無いかもしれません。しかし関係者の中には、受入企業の繁忙期もあり、入国を急かされている方、「指定国」として政府負担で「隔離+食費」の恩恵がある間に…再び入国停止にならないように…様々な理由で入国を急ぐ方が多いと思います。
物理的な航空券の数量、隔離施設の入寮数など争奪戦もある中で、せめて値下げを申し出るようなトンチンカンな交渉はしなくても済むよう、受入企業に対し、支払いに応じられなければ入国は不可能というぐらいの交渉はしておきましょう。
この期に及んで価格交渉をしている方を見ると、表面的には何事もなく取り繕っておりますが、見聞きしている関係者の貴組合(監理団体)に対する評判・評価はダダ下がりです。
ベトナムが2週間の入国前講習を推奨されているためか、既にコロナ渦においてベトナムへ見切りをつけた為か、入国再開早々の「インドネシア」の勢いが止まりません。
(コロナ前の印象)
・ベトナム:6割
インドネシア+フィリピン+ミャンマー:3割
その他:1割
(現在の印象)
・ベトナム:5割
インドネシア:2.5割
フィリピン+ミャンマー+その他:2.5割
と体感ではなく、実際の申し込みベースでもベトナムのダウンが明白です。約1ヶ月の講習期間中、これまで母国の自宅待機とは違い、集合講習という「訓練」が始まりますので、ストレスある生活の中で、ルールが守れない人材が増加中のベトナムが少ないことは、少し安心できる部分もあります。
最初の難題は、確定した入国者が、入国日に出国ゲートに現れるか?という問題。既に入国者の内、●名が「陽性」であったなどの話も聞きますが、検疫所によって医療関係の隔離施設へと連れて行かれれば、集合講習の隔離施設などへの損失も発生します。「陽性」であったのに、「入国後講習実施記録」に支障なくオンラインで実施したと記載できるものなのか?(実際に講習可能な体調なのか)予定されていた隔離期間よりも退院日が長ければ配属日にも支障が出て、雇用契約開始日にも支障が出る?
このような質問を入国後講習施設に対し、アレやコレやと、タラレバ話で交渉してくる方がいますが、入国後講習施設は「日本語」や「生活面」指導の委託を受けているだけ、技能実習法に詳しいわけでも、検疫所対応に詳しい関係者でもありません。事後対応は自身で技能実習機構や保健所にお伺いし、講習期間が過ぎたら速やかに退寮、次の利用者に講習施設の入力枠を譲り、監理団体「個々」で対応をして下さい。