【ワクチン接種履歴を良く確認しましょう】（技能実習・特定技能）
指定国だから…送り出し機関が手配した航空機で来日させれば、検疫所に連れて行かれ、まずは3日間隔離。本人から連絡が入ってから送迎に行けば良いだろう。
入国後講習施設へ送迎までも丸投げしている監理団体から、自身で迎えようとする優良監理団体まで、指定国の関係者は感染拡大が続く地域からの入国であるにも関わらず、どこか安心している感があります。
しかし技能実習生のワクチン接種を監理団体側で主導権を握って確認を行っていない方もいます。3回ともファイザー製、3回ともモデルナ製、入国時の検査が「陰性」で、入国後の自宅待機を求められない人材もいます。
入国前に繋がっていたSNSで技能実習生からの連絡。隔離施設となるホテルに到着した報告の連絡かな？と思いきや、空港の出国ロビーで待っています！との思いがけない連絡。
慌てて自己責任で送迎に向かえばまだしも、逆切れ状態で、入国後講習施設に対し、急いで空港へ向かってくれ！と懇願する監理団体もあります。
監理団体の凡ミス、知識の浅さ、一言で言えばレベルが低いのですが、技能実習機構、厚生労働省、外務省…関係各所より発信されている情報の収集・分析能力が無い、それどころか送り出し機関、入国後講習施設任せで、鼻から情報解析する気も無く、他人任せ。
あまり「試験」などは好きではありませんが、監理団体の許可には更新時に技能実習法・労働関係法令など、各種関係法令の試験を技能実習責任者には受験していただき、合格しなければ更新許可しないような緊張感は持たせた方が良いような気もします。
とりあえず自身のミスで人にものを頼む時の姿勢は、腰を低く、発生する経費は当然自己負担する覚悟でお願いしましょう。終わり良ければ総て良し。しかしこのような監理団体の下で3年間実習をする技能実習生は大変気の毒です。