【カレーライス】

【カレーライス】(技能実習・特定技能)

日本の国民食と言っても過言ではない「カレーライス」、1度に肉、野菜を摂取することができ、日本人であれば嫌いな人の方が少ない主食の1つでもあります。

技能実習生の入国後講習、「同じ釜の飯を食う」ではありませんが、1つ屋根の下、勉強に掃除に、1ヶ月間濃密な時間を過ごすことも重要かつ日本の良き思い出になると思います。

その楽しみの1つとして「食事」。技能実習生は初めての日本食を楽しみにしている部分があります。

しかし「寿司」「すきやき」…このようなメニューを要求されても、講習施設に納める食費の金額では手に届く商品でありません。

技能実習生あるあるですが、配属後、受入企業の責任者がお祝いに食べたい物を聞くと「寿司」と答え、早速、回転寿司にでも連れて行く。

初めて喫食する「生魚」に馴染めず、結局は食べ残し、魚ではない商品を選択していく。このような経験も必ず通る道です。

「カレーライス」は作り方も簡単で、大量に作れる。日本人のメジャーな食事として披露するのですが、これが東南アジアの人材達には、まず受け入れられない。大量廃棄になることがあります。

勿論、3年間喫食しないわけではありません。入国時には好きでは無かったが、今では大好きですと答えてくれる技能実習生もいれば、カレールーを大量購入して帰国する技能実習生もいます。

ただ入国間もない頃は「舌」が受け付けない。決して「カレー」が嫌いなのではなく、日本のインスタントな「カレールー」の味が合わないのです。

東南アジアに出掛けたことがある方ならば、海外のカレーは色が日本よりも黄色っぽく、インドカレーのような香辛料の味がします。こちらが本場ですので、日本のカレーは日本人に合わせたオリジナルのカレー。そこが技能実習生には合わない原因となります。

大量に残されたカレーを見て落胆する日本人。インドネシア人材も在籍すれば、限られた食材での食事提供となりますが、入国後講習施設では創意工夫をして食の楽しみを提供しております。

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