
【日本の対応レベルは本当にがっかり】
【日本の対応レベルは本当にがっかり】(技能実習・特定技能)
水際対策における「MySOS」や「ビデオコール」。不具合とまでは言いませんが、数多くのトラブルが発生しております。
まずアプリの仕様について相変わらずの主要国の言語しかありません。技能実習生送り出し国の言語は無く、英語が分からなければ操作方法も理解されていないことがあります。
空港での説明も、日本人スタッフが日本語で行う。残念ながら入国間もない技能実習生が日本語でアプリの機能説明を理解できるほどの語学力はありません。その程度の事前知識も無く、水際対策対応を検討していたのであれば誠に遺憾です。
おかげでビデオコールに3日間反応せず、誓約違反を指摘される事例も発生しております。また隔離期間「8泊」を選択せず短縮する場合、自主的な検査の実施、報告が必要となります。
自主検査も郵送となれば、隔離解除日が郵送日数の問題で1日延長となる。直接来店、直接持ち込みとなれば、手間暇も発生し、希望する検査結果通知時間が早いほど料金も加算されます。
ようやく陰性証明書を入手しても、18時までに入力しなければ翌日処理。技能実習生の母国言語となったスマートフォンを見ながら、夕方判明した結果を18時までに入力する作業も至難の業ですし、MySOSのバージョンが違っていたり、入力情報誤りを指摘するメッセージの原因が追究できなかったりと、入国者健康確認センターとは毎日のようにメール・電話の対応が続いております。
特にホテル待機をした人材は、チェックアウト時までに完了しなければ行き場も失います。
全国各地からこのようなトラブルの対応に迫られていると思いますが、なぜ?事前に操作方法のあらゆる言語の動画開設、利用説明書を用意しないのか?など、つくづくレベルの低さを感じます。
結局は関係各所で必要な操作方法の動画作成や資料作成を行う。政府主導の水際対策で、民間のお手本にもなるような方法も提示できない。ただただ時間と労力を無駄にして、従事するスタッフのモチベーションを下げるだけ。
有識者・専門家…もう少し本物の腕がある方を集めて議論していただきたいものです。