
【教師を活用する】
【教師を活用する】(技能実習・特定技能)
この入国後講習施設に優秀な日本語教師はいるのか?
この条件も施設選びの1つに入れる方がいると思います。決して間違いではありません。ただ絶対条件ではない、日本側制度関係者で、自身に語学力の無い方に限り、環境から求める傾向があります。
教師の資格、教材、カリキュラム…確かに大切です。
しかし、お洒落なウェアを着用し、有名ブランドのゴルフクラブを握ってもシングルプレーヤーになれないように、語学力は最終的には自身の努力でしかありません。
仮に優秀な日本語教師が教壇に立っていても、外国人材が受け身姿勢で、「地蔵」様状態で座っているだけであれば、成長は見込めません。
むしろ教師とは生徒側が如何に活用できるかが鍵となります。
日本人教師の授業にて、会話力の向上を目指したいのであれば、些細な話題でも構わないので、生徒側が先制して教師に話しかける必要があります。
多くの生徒を目の前にした教師は、わずか1人のために、話題を提供し、会話を準備することは多くないと思います。休み時間でも、授業後でも、2分、3分でも教師を捕まえ、授業で習得した単語・文法を使用して会話を試すことで成長することができます。
技能実習制度の職種の多くは「ものづくり」
就業中に母国語は当然、日本語であっても私語をしていては注意を受けるような職種が多く、否が応でも日本語を話す機会が多いサービス業ではありません。日本語を使わなくても、仕事の成果で評価される職種も多いのですが、なぜか生活の場面で語学力が低いと、目の敵のように指摘され、受入企業からは永遠と「日本語レベルが低い」と言われ続けます。
「教師を活用しろ」などと指導しても、勉強嫌いの外国人材が急に積極的になることはありません。また日本語を教えるのは日本語教師だけでなく、配属後の受入企業も他力本願ではなく、自己責任の部分があります。
一昔前は「交換日記」などをしていた時代もありましたが、時代的にはモチベーションが双方上がらないかもしれません。まずはMessengerグループ、LINEグループを形成し、必ず「日本語」で、交換日記のような内容をスマートフォンで打たせて添削することでも始めれば、何もしないよりかは成果が上がり、日本語を覚える楽しさにも少しずつ気付いて行けるかと思います。