【負の連鎖】

【負の連鎖】(技能実習制度)

新型コロナウイルスでの入国停止期間に待機していた技能実習生の日本語レベルが「ヤバイ」、日本語レベルもさることながら、両親・幼少からの教育環境の悪かった人材が修正されていない状況は更に「ヤバイ」問題です。

この現実を言葉だけでなく、本当に想像できている方々は極わずか。これから先、1年、2年は実害を被り、今後の糧として活かすしかありません。

大きな原因としては、送り出し機関おける「厳しい」訓練が実施されていないこと。「厳しい」とは語学や、学習時間だけでなく、環境の問題も含みます。

送り出し国ではタコ部屋のような環境に、空調も効かないような状況で、朝から晩まで詰め込み教育も行われます。

「可哀想?」

そんなことはありません。途上国における更に地方の人材が、日本でのソコソコの企業に就職し、ある程度の期待に応えるには、厳しい自己形成が必要なのです。

理想的な教育の流れとは、送り出し機関で超厳しい教育を行い、入国後の講習施設でソコソコ厳しい教育を行い、配属後の企業で大切に扱われることです。

中には送り出し機関や入国後講習施設に素晴らしい環境を求める方もいますが、配属後の企業が単純作業の繰り返し、宿舎は先輩から代々受け継いだ小汚い部屋。入り口で快適な環境を求めると、失踪や途中帰国という末路を迎えます。

入国前が厳しく、配属後が優しければ、配属後に訪れる危機に対し、歯を食いしばって耐えることもできます。

しかし現在の技能実習生は、オンラインだけで、現地教育が厳しく行われていない。特に人材募集がはかどらないV国では厳しいどころか、出国者をお客様扱いする傾向もあります。

更に入国後に、個室対応のホテルを用意され、ここで8泊も過ごし、外出しないよう、日本人が必至に差し入れなどをすれば、日本人は何でも自身の要求を聞き入れてくれると、勘違いをする人材を生み出します。

緊急事態宣言でもない、蔓延防止重点処置でもない、ワクチン接種も進まない中、政府もワクワクキャンペーンなど模索するような状況ですので、水際対策も終わりで良いのでは?

入国前からキッチリと厳しい環境で教育を実現させないと、本当に数年後、とんでもない外国人材が日本国内を席巻します。

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