
【現状復帰】
【現状復帰】(技能実習・特定技能)
「現状復帰」
怒涛の4月入国、怒涛の5月配属に、監理団体、受入企業が何度この言葉を口にしたでしょう。ただ通訳を介し技能実習生に言い聞かせる、それで本当に3年後は大丈夫でしょうか?
技能実習生に貸し出す宿舎、制度関係者の多くは結局「泣き寝入り」が大半だと思います。
消耗、経年劣化…外国人ではなくても日本人でも起こる問題、外国人だから汚く使うのでもありません。
この問題に対し既に諦めている、覚悟を決めていれば問題ありませんし、自社物件であれば誰にも迷惑を掛けないのでしょう。
賃貸物件の関係者で、この問題を円満解決、未然防止解決を目指すのであれば、言葉で「現状復帰」と指導するのではなく、貸し出した時点の状況を証拠写真として保管し、法に触れないよう誓約書にも署名させます。また貸出備品の台帳管理も基本です。
汚した、壊した、盗まれた…で結局どのように解決するのか?明らかに消耗、経年劣化ではない場合、賠償させるのか?貸し出した時点の証拠写真も無ければ、請求する根拠にもなりません。
多くの方の場合は「脅し」で終わり、結局泣き寝入りだと思いますが、トコトン追及する場合、日常生活に緊張感を持たせるためにも、言い訳で逃げ切られないように、目で見てわかる「証拠」が必要。感情論で迫る関係者もいますので、私が提唱する未然防止型を併用したい場合は、こういった対処方法も参考にして下さい。
・玄関先の外履き侵入による汚れを阻止したい
→ 自前の「タイルカーペット」を敷いておく
・喫煙場所の壁の汚れを防ぎたい
→ 指定の喫煙場所をラップで覆う
・掃除することを習慣化させたい
→ 吸引したゴミの中身が見えるスケルトンタイプの掃除機を用意(フィルターの交換が必要なタイプを選ばない)
などなど、あの手この手の具体的な手法はございますが、ケースバイケースの更なる秘蔵テクニックはここまでで(笑)