
【新たな水際対策処置の対象区分について】
【新たな水際対策処置の対象区分について】(技能実習制度)
赤・青・黄…「信号機か!」とツッコんだ制度関係者も多いのではないかと思います。
もう慣れ始めてきた政府からの突然の水際対策処置の変更、今回も一喜一憂、ドタバタ騒ぎとなっている現場の方も多いかと思います。
・あと1日遅ければ、隔離費用を払わずに済んだのに…
・あと1日早ければ、無料検査をしてもらえたのに…
制度関係者にとって、出費が少なくなることは大歓迎。「青」の国・地域となり、隔離期間が無くなれば、待機施設の費用が削減される。しかし「青」の国・地域とはいえ、全面的に信用ができるのか、ひょっとしたら…という偏見を抱いている方もいるのではないかと思います。
勿論、科学的根拠も無い、毎度毎度の政府方針ですので、100%大丈夫ですとは言えないでしょうが、いつまでも恐れていても日常生活は取り戻せない、出国前の検査は「陰性」であり、その結果が信用できる国、仮に陽性であっても無症状者が多く、重症化・死に至った話も聞いたことが無い。
それでも過剰に恐れて、自主隔離・自主検査をしながら入国後講習を続ける施設もあると聞いておりますが、監理団体関係者の皆様は、ご利用の講習施設に希望や苦情を申し出るのではなく、利用するかしないかだけの判断。どうしても腑に落ちないのであれば、1ヶ月間自主的に実施をすればよい、それが技能実習制度の基本です(外国人研修制度時代を経験している方は、当たり前に実施してきました)
私の周囲でも、3月1日以降の水際対策の緩和で、「青」の国・地域からの入国者で、空港検疫で「陽性」反応が出た方は「0」人です。
某国(黄色の国・地域)からの入国者が数名…陽性率5%程度でしょうか。
今回の対象区分を見て制度関係者が思ったこと。
それは区分そのものが技能実習生の現在の「質」に比例しているようしていないような。
出国前の検査で「陰性」だったはずの人間が、わずか数時間後のフライトで「陽性」に変わる。日本政府も流行状況、流入状況などのリスク評価と言葉を濁しておりますが、「信用できない」国の色分けにしか見えないのは私だけでしょうか?
検査をしない、隔離をしない。あまり過剰に心配せず、偏見の目で技能実習生を見ることはお控え下さい。よほど1日2万人以上の感染者を出す日本の満員電車に乗る方がリスクは高いですし、外国人=病気を運んでくるわけではありません。
※添付画像は公益財団法人 国際人材協力機構より引用