【その●●で仕事へ行きますか?】

【その●●で仕事へ行きますか?】(技能実習制度)

だらしがない身嗜み、明らかな仮病の申し出、日本企業が入国費用から、講習費用、任意保険まで加入していただいている状況を、言葉の説明だけでは理解できない技能実習生達。今置かれている環境が恵まれていることを配属前に実感している人材は少ないと思います。

よって送り出し国における事前教育、入国後の講習施設での教育環境は厳しければ厳しい方が良く、配属後に最も良い環境、暖かな日本人関係者に迎え入れられることが成功への第一歩となります。

しかし今一つ緊張感の持てない技能実習生は見た目からも違いが出てきます。監理団体、実習実施者(受入企業)の方々で、配属前(入国前・入国後)の講習を「日本語の勉強」とだけ説明、理解してしまっている方もいます。

日本人が中学・高校と6年学習しても習得できない「英会話」同様、技能実習送り出し国の人材が、半年前後の学習期間だけで話せるようになるでしょうか?

もし本当に「日本語」だけを教えていれば良いのでしたら、本来は監理団体が行うべき他の作業、送迎・役所手続き・技能実習機構提出書類などの付帯サービス業務は自身で行うことになります。

入国前・入国後講習関係者が実施している「日本語教育」はあくまでも一部分、全体的には実習(就労)に支障が無い人材を育てる「入社前研修」を行っております。

これは技能実習生に対する指導も同様です。身嗜みの不備、仮病による欠席の申し出。

「その身嗜みで会社へ行くことができますか?」

「その病気で、会社を休みますか?お金がもらえませんよ」

このように問いただすと多くの技能実習生は欠席することなく、身嗜みを整えます。お金がもらえる「仕事」であれば熱心に、耐え難い「日本語学習」は緊張感が無い。

技能実習生の多くは、言葉で「日本語の勉強のために」「日本語の先生になる為に」と口にしても、それは送り出し機関に洗脳された自己紹介の方法の1つであり、本心は「出稼ぎ労働」そういった人材を迎え入れて技能実習制度を活用していることを、監理団体様は制度利用開始前に実習実施機関(受入企業)に十分なご理解を頂き、技能実習生の日本語に対しても大きな期待を寄せないようにすることをお勧めします。

Youtube技能実習