
【モンスター人材を入国させない方法】
【モンスター人材を入国させない方法】(技能実習・特定技能)
ここでの「モンスター人材」とは、わがまま、ルールを守れない、手に負えないような問題児を指しております。
如何なる面接テクニックを駆使しても入国してしまう問題児となる人材。わずか1日、数時間程度の面接時間では、その網を潜り抜けて入国してしまう方も一定数存在します。
面接とは日本人同様、自分自身を如何に良く見せるかの「演技力」勝負の部分があります。「私は入国後に問題を起こします」と宣言するような人材は皆無ですので、用意された資料、発言を鵜呑みにしてはいけません。
優良な送り出し機関の場合、入国前講習(母国時研修)の際に、講習態度・能力に問題があった場合、日本側に包み隠さず報告をして、最終的な入国判断を迫ることもあります。
大変ありがたい取り組みですが、高額な費用の海外渡航をして採用決定したにも関わらず、最終的に入国してくる人材は、送り出し機関が代替で推薦した人材とのオンライン面談。
結果、良かったとのか悪かったのかは、日本側間系者の受け止め方と、その人材の活躍次第となります。
では更に素晴らしい未然防止方法とは。
それは日本側関係者との面接前に、書類審査・候補者面接だけではなく、送り出し機関で2週間前後、事前に講習施設に入寮させて、本人の「本質」を見抜く作業を実施する方法です。
書類・面接だけでは、本人の「演技力」によって見抜けない部分も、1つ屋根の下で、同じ釜の飯を食べれば、性格面や語学学習に対する意欲部分などが少しずつ見えてきます。
ルールが守れない、協調性が無い、マナーの悪さに改善の余地が無い…このような部分から、スマートフォン中毒、ニコチン中毒、賭博好きなど、入国後に不安要素を残す人材とは縁を持たない、日本側関係者に縁を持たせないという方法を採用する送り出し機関は、超が付くほど優良だと思います。
これは全ての送り出し機関が対応できる方法ではありません。これを実施できる資金力も必要となります。
これが実践できないからダメということではありませんが、このような送り出し機関と巡り合うことができましたら、優先候補とした方が良いポイントとなります。