【ようやく思い知りました?】

【ようやく思い知りました?】(技能実習制度)

私の投稿を読まれている方は、4月、5月と入国してくる技能実習生が「ヤバイ」状態であると警告していたことを覚えていると思います。

ただしその頃、技能実習生は丸投げ入国後講習施設に収容中。本当に実感している人は少なかったと思います。

しかし5月、6月と配属が始まり、早速やらかしている人材、全く通用しない語学力に、既に「帰国」(強制⁉)のお話も届き始めております。

2年も待たせて受け入れた人材がルールを守れない、日本語能力が低いという理由だけで「強制」に近い帰国に追い込むことはできません。上手な対応方法は賛否両論があると思いますので、ここでは投稿しませんが、日本側の「受入責任」、本人の意思で帰国を決意するまでは、あの手この手を使って、現場に少しでも貢献できる方法を模索しましょう。

なぜ、このような人材となったか?

送り出し機関は提案しましたよね?出国前に少しでも講習を行いたいと…しかし1日でも入国を早めたいと、送り出し機関の助言に耳を傾けることなく、早く入国させろ!と迫った日本側の問題です。

なぜ、このような人材となったか?

水際対策が続いた2年もの間、監理団体は何をされていたのですか?感染拡大を防ぐために、受入企業への監査・訪問指導を自粛した日々。事務所に出社せず、悶々と自宅で過ごした2年間。待機させていた技能実習生に何もしなかったのですか?1週間に1度くらい、日本語教師資格は無くても、オンラインで指導できることは山ほどあったのではないですか?

なぜ、このような人材となったか?

入国後講習施設の責任にしないで下さい。名前も書けない、五十音も分からない、観光客以下のレベルの人間を、わずか1ヶ月で容赦ない日本語で指示命令する現場に対応するレベルへの育成は不可能です。

2年間待機した人材は、正直言って0か100の状態です。0の技能実習生を「ヤバイ」と呼ぶならば、100の技能実習生は過去に無いレベルに仕上がって入国してきています。介護職種でも無いのに、N4,N3合格者もいます。本人の努力もさることながら、日本側関係者の支援も厚かったのでしょう。

仕事が理解できない、日本語レベルがかなり低い、日本のルールが守れない…なぜか監理団体、受入企業は、その技能実習生が悪い、送り出し機関・入国後講習施設が悪いと他責にしますが、本当に悪いのは監理団体、受入企業、最大の犠牲者は技能実習生であることを忘れてはいけません。言われた通りに2年間過ごした結果、できない人材のレッテルを貼られて日々怒鳴られる。これは本当に「可哀想」としか言いようがありません。

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