【日本語に期待するよりは可視化して】

【日本語に期待するよりは可視化して】(技能実習制度)

「やさしいにほんご」

パート➀ 外国人材が学ぶ教材を日本人が学べ

パート② 翻訳アプリを活用し、日本人自身が話す日本語が易しく、正しい表現方法であるかどうか見直せ

このような方法を勉強して下さいと偉そうな投稿もさせていただきましたが、これは日本人が中学・高校と6年間も学ぶ「英語」でもペラペラと話すことはできない現実を忘れ、外国人材には6ヶ月前後の学習期間でも「ペラペラ」なレベルを求める方がいる。

これ以前に、受入企業に対して、日本語レベルを期待させるような営業トークをしている方がいないと信じたいのですが、受入企業の方も、技能実習生は仕事ができる、日本が上手、安く使えるといった営業トークをしてくる監理団体は、ブラック監理団体であると門前払いするような態度を示すことが大前提となります。

この「やさしいにほんご」の考え方とは、技能実習生にだけ学習を求めるのではなく、日本人側も「寄り添う」ことで、僅かな語彙力の中でもコミュニケーションを深め、会話を成立させる方法であります。

それでも「日本語を勉強しろ!日本語を勉強しろ!」という方々へ、仮に技能実習生が疲労困憊した状態で、帰宅後に1時間、2時間勉強を継続しても、そこまでペラペラになる保証はありません。

それでも作業の生産性を上げたい、失敗をなくしたい、面倒な指導機会を減らしたいのであれば、作業現場を「可視化」して下さい。

「可視化」と言われてピンとこない方もいると思います。要するに、日本人が行う作業工程を写真や動画に収め、それを見ながら真似をできるようにすることです。

そこにコツや決まりがあるのであれば、通訳者に依頼して母国語も併記しておくのが良いでしょう。これである程度の教育の手間暇を省け、ミスが防げていくと思います。

「何度言っても分からない」このような言葉を頻繁に話す日本人を見かけましたら、「可視化」する効果が発揮されると思います。

「何度言っても分かりません、だって外国人だもの」

五感を使って指導したいところですが、話せない、聞こえないのですから「目」で見て学ぶ。当たり前のことですが、できていない現場が多いように思います。

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