
入国後講習の流れが変わる
【入国後講習の流れが変わる】(技能実習制度)
・高松空港「国際線」7月から再開へ 岸田首相が方針示す
・新千歳空港の国際線、2年4カ月ぶり再開!
このような報道が出始めました。長く続いたコロナ生活への終わり、大変歓迎される決断です。主要空港のみの水際対策緩和の時期、入国後講習施設では、通常ではお付き合いがないような地域の監理団体様とも交流がありました。
特に成田空港利用の場合、航空券も比較的安くて入手も容易。入国後の講習も委託して、地方への配属は再び成田空港へ戻り国内線の利用か、東京駅を経由しての新幹線利用。関西方面の空港を利用するよりも費用が安く収まるというお話も聞いたことがありました。
今後、このような地方空港再開に、再び入国後講習施設の利用も分散し、コロナ前のような状況に戻っていくのでしょう。
約2年ぶりの入国再開に、約2年分の技能実習生の入国。「コロナバブル」とは言えないまでも、法令違反にならない範囲で、良く言えば監理団体への協力、悪く言えば入国さえ実現できれば、委託してもらえるだけありがたいという生活も終わりを告げようとしております。
蓄積された全ての技能実習生を受け入れた監理団体、全ての技能実習生を送り出した送り出し機関、これから半年前後、入国後講習施設も閑古鳥が鳴く状態となります。
その間の講習施設の維持、職員の処遇、入国者が多ければ忙しさで悲鳴が上がる講習施設も、利用者がいない講習施設では経営難の悲鳴が上がります。
来年の4月前後は再び同じような状況なるのか?この流れは変わらないのか?入国が再開してもそれなりの不安に襲われる入国後講習施設の現状。より充実した入国後講習を実現するには、入国者の少ない時期に入国させると、その後3年間の監理に影響を与えることもあります。