入国後講習中の荷物郵送

【入国後講習中の荷物郵送】(技能実習制度)

送り出し機関では、日本へ持参するスーツケースの数まで厳しくしているのに、出国間際に家族が持たせた、友達に頼まれたなど出国ギリギリの段階で約束違反。送出し機関も今更どうにもならない状況で諦めて出国させているのではないかと思います。

ルールに従えない、この段階でかなりの問題児に成長することは想像できます。

この状況に頭を悩ますのが日本側の車輌手配。他国では大きなスーツケース1つに、手荷物1つを想像した車輌手配も、特に某国の場合は大きいスーツケース2つに、ダンボールに手荷物ぐらいは覚悟して余裕を持った手配をしなければなりません。

某国人材のスーツケースの中身に直面する機会が多い入国後講習施設関係者はよく知るところですが、1つの大きなスーツケースは、「それ、そんなに必要?」という物が詰まっております。

インスタントコーヒー、カップ麺…もっと夢や希望を詰め込んできなさいと。

入国後、早速始まるのが荷物の郵送・受取対応。まともに日本語も話せず、書けずの状態でも、難しい郵送伝票の記入を希望します。

電話番号は無いから書けない、全てローマ字、誤字脱字。緊急性の無いこの荷物のために全国を走り回る物流関係者は本当に大変です。

時にはコンビニエンスストアで対応拒否されることもあります。本来であれば監理団体が仲介すべき問題も、問題が厄介なため、入国後講習施設へと丸投げ、見て見ないふり。

一層の事、送り主、受取先を監理団体の事務所を指導し、現実問題を突き付けてあげようかと思うこともあります。

中には受入人数の少ない入国後講習施設では、郵送も受取も逆に補助しているところもあります。しかし大所帯の講習施設では、毎日のような配属に、監理団体依頼の実習実施者へのスーツケースの事前郵送が優先され、宅配業者の1台の車輌に、講習施設の荷物だけで独占してしまう場合もあります。

そこに技能実習生の個人的な、菓子類・衣類などへの対応?必然と講習期間中の対応、郵送実施は控えさせる指導が多くなります。

皆様の関係先では如何なる対応をしておりますでしょうか?

某国以外の国では常識の範囲内での来日が多く、あまり直面しない問題ですので実感が湧かないかもしれませんが。

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