
受け入れた技能実習生での判断を
【受け入れた技能実習生での判断を】(技能実習制度)
そろそろ送り出し機関の視察を行い、初めての送り出し国、新たな送り出し機関とのご契約が成立された方も多いかと思います。何を決め手に判断されたの?
紹介、オンラインではなく、実際に現地に赴き、御自身の「5感」を使って「ビビビッ」と相性の良さを何となく感じたと思いますので、後は実際に「やってみない」と分かりません。
送り出し機関側をフォローしてあげるとすれば、1回の判断で「切る」「切らない」の交渉はしないで下さい。初めての受け入れで不備があっても、その反省をもとに2回目以降の修正ができれば、1回目の問題も解決するかもしれません。
ただ送り出し機関視察の是非は、全て受け入れた技能実習生の「質」によって判断されること。よって多くの送り出し機関を視察した方々の経験談、評価とは、その方個人の価値観であり、何も保証されるものではありません。
技能実習生の受け入れ段階で、送り出し管理費用の金額、入国前講習費用の金額を気にされるような関係者であれば、このような情報も有効かもしれません。しかし、この程度の内容は、他者情報に依存しなくても、現地に赴かなくても、記録に残るメールのやり取りで済ませることも可能です。
いくらお金が安くても…入国してくる人材が想像とかけ離れた人材であったとしても3年間のお付き合いが発生します。ひょっとしたら、その送り出し機関が、他の監理団体と引き起こす事件で、巻き込み事故に遭うかもしれません。
実際に御自身の「5感」、目や耳で判断するために現地渡航することは基本であり重要です。
しかし数多くの送り出し国、送り出し機関全てを訪問することは不可能。金銭は二の次で、優良人材を求め渡航されたい方は、訪問数を絞り込むために、実際に数多くの送り出し機関からの技能実習生と現役で対峙されている方に助言を求めることが、最も事故が起こる可能性を低くします。
何となく良い雰囲気と聞いた飲食店へ行ってみた、値段もそれなりに安い、店主も従業員も良い雰囲気である、店舗も奇麗…この飲食店に決めた
実際に喫食していない飲食店の評価を決めないように、送り出し機関も現地訪問した内容が、実際の商品(技能実習生)として有言実行されているか?ここの評価なしに視察渡航や受け入れを開始することは無謀です。