自ら指導し、実践確認をして、再指導を行うこと

【自ら指導し、実践確認をして、再指導を行うこと】(技能実習制度)

入国前講習で指導しているのに…

入国後講習で指導しているのに…

聞けば全て「委託」で済ませ、「魔女狩り」かのように、実際に発生した問題を「他責」で片付けようとする制度関係者がいます。

委託を受けて教育をされている方々は、少なからず最低限以上の教育は行っております。ただし「一般的」な…

例えば「ゴミ出し問題」

捨てられるゴミが、ビン、缶、ペットボトル、どれに該当し、どの日本語に該当するのか?商品に記載された分別種類の見分け方などの指導は行っても、ゴミ収集の日時、地域によるゴミ袋などまでは指導できません。

宿舎の使用に関しても、「騒音」「清掃」「節電」「喫煙」などの指導は行っても、配属後に誰がどのタイミングで共有部分を清掃するのか?喫煙場所をどこに選定するのか?退去時のクリーニング問題など、これは全て、監理団体、受入企業に委ねるしかありません。

技能実習制度の運用要領上、1年目の技能実習生は毎月訪問しても、2年目以降は監査月のみ、宿舎訪問は1年目から監査月のみと法令遵守をしていても、3ヶ月おきにしか確認を行わない、年4回の確認で3年間も放置された宿舎のダメージは、ジワジワと原状回復を難しくします。

ゴミ出し問題に至っては、配属早々の1回の過ちで、地域住民の感情を煽り、2回目のトラブル発生で退去問題に発生することもあります。

こういった問題を対処することで、御自身の監理団体の業務を忙しくさせている方々もいますが、精神的にも肉体的にも辛いこのような対応を解決したいのであれば、配属前から受入企業のルールを徹底厳守させるため、自ら講習へ参加し、監査月ではなくても宿舎訪問を実施する。「予告」や「無予告」を繰り返し、技能実習生に対し、宿舎はあくまでも「貸し出している」物件としての意識を持たせるような教育をするべきなのですが、目先の状況で「面倒くさい」という意識が勝り、対応が後手となる。

言葉で言うのは簡単なのですが、技能実習生が「普通」に実習を継続して、「普通」に日本の生活を送ると、事務的手続きだけが日本人以上に面倒な状態となるのですが、悪循環した監理団体では、事務的な手続きよりも現場対応の方が激務となっているのが、御自身の監理団体を批評する1つとなります。

技能実習