魅力度が下がった

【魅力度が下がった】(技能実習・特定技能)

「日本は働く国としての魅力が低下」という記事が出ていました。

V国は10年前と比較して「半減」という結果です。

日本の景気が低迷している中で、各国からの魅力が下がるのも当然、日本はここ10年間、V国に対する依存度が高過ぎましたし、ようやく現実に気が付いたのか、信憑性の高い結果だと思います。

それでもV国送出し機関からの要求は右肩上がりで、「手取り13万円以上ではないと厳しい」「職種によっては手取り15万円以上」、あの職種はダメ、この職種はダメ、地方は厳しい…例え要求に応えた受入企業であっても、採用面接時の候補者が3倍は集まらない。

「3倍」を集めることがゴールではないのですが、仮に採用予定の2倍の候補者人数だとすると、補欠合格者まで含め、候補者全員が合格に近い状態。採用面接というよりは、目の前に並んだ候補者人材に優先順位を付けるだけの作業となってしまいます。

魅力度が半減してしまったことに危機感を覚えるべきか、それとも魅力を失われたのであれば、来日したい人(相思相愛)だけを採用し、ようやく適正な人数となるという見方もできると思います。

男女関係においても、相手に対して魅力を感じなくなかったら終わりとも言えます。どちらが悪いということもなく、そろそろ潮時なのではないか…これは他国へと送り出し国を替えた関係者に聞いてみれば分かると思いますが、やっぱりV国にもう一度、よりを戻したいという意見は、ほぼ聞かれないと思います。

この記事に近い結果となるのであれば、V国人材は、現在の半分程度になりますが、これはⅤ国側の意見であって、Ⅴ国利用の日本側関係者にも調査をしてみれば、半分程度はV国人材に対して魅力がなくなったという結果が出るかもしれません。そうすると近い将来、来日するV国人材は半減ではなく、更にその半減、現在の4分の1程度で適正値を迎えるのかもしれません。

Ⅴ国において優良な送り出し機関は存在し、優良な人材も多くいます。そういった方々には選ばれる国であり続ける努力をすることが日本にとっては重要です。

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