人数が欲しければ建設職種に手を出すべき?

【人数が欲しければ建設職種に手を出すべき?】(技能実習制度)

楽して儲かるビジネスは?…

「人手不足」=「人材派遣」…日本人がいないから「外国人」

安易な発想で制度参入されてくる方もいます。

「組合設立」「監理団体許可」…全くの未経験者であっても、お金を支払えば、至れり尽くせり「丸投げ」で対応してくれる方々もいますので、それらしい監理団体名、それらしいホームページ、それらしい名刺を作成すれば、素人の方々でも、玄人を装って活動を開始することもできます。

しかしいざ始めて見ると、思ったほど上手くはいかない技能実習生受け入れ人数の確保。優良な受入企業は既に優良な監理団体とガッチリと組んでいますので、なかなか振り向いていただけることはありません。

「売上」「営業」「派遣」…本来、技能実習制度において飛び交ってはいけない言葉を耳にしたら、その監理団体は良からぬ方向へ向かっております。

・一次事業など「まともに」行っていません

・「監理」って何⁉

・入国後講習も「丸投げ」委託であれば、監理業務も「丸投げ委託」

追い詰められた監理団体が、もう1つ安易な発想をしてしまうのが、業界未経験であるにもかかわらず、受け入れ人数確保のために、どこからも見放された受入企業とは知らずに拾いまくってしまう「建設職種」への着手。勿論、優良な「建設」関係者も数多くあります。しかし技能実習制度で起こる数々の問題を引き起こすのも建設職種にあることを常識的な制度関係者は知っております。

荒っぽい気性の日本人が在籍するような職場では、日本人も寄り付かなければ、技能実習生も恐怖を覚え失踪していきます。ここを「監理」することは至難の業であり、送り出し国においても良からぬ情報は蔓延しており、求人募集に困難を極めております。

人が手出しをしない部分を請け負えば、「受け入れ人数」が確保できることは誰でも知っていますが、発生する問題も尋常ではなくなりますので、優良な監理団体では、徹底的に事前調査をして受け入れを検討します。

ところが新規参入の安易な制度関係者が、背に腹は代えられない状況に追い込まれると、営業に成功したと契約成立に歓喜してしまいます。

しかし問題はココから。いざ面接の準備を始めると技能実習生の候補者が集まらない。入国前講習では日本語学習の意欲も無いどころか、性格の荒い人材も多いですのでルールなど守れない人材も多い。入国後の講習施設はスクールウォーズの世界と化し、配属後に滅茶苦茶な現場の扱いで失踪をする。このような監理団体では、事前に受入企業と細かい部分まで話し合いが持たれていませんので、損害に関する部分で揉めに揉めます。

人材派遣・監理の専門性も無い、受入職種にも精通していない、外国語・留学・駐在などの経験も無い…無い無い尽くしの方々が参入し、楽して儲かるような制度ではないことを、世に広めていかねばなりません。

技能実習