学習支援

【学習支援】(技能実習・特定技能)

こんなに教えたのに…

日本語能力の成果を実感しない関係者は多いと思います。

では実際に行っている学習支援は?と聞いた際、何もしていない、本人任せ、日本語を覚えれば将来役に立つ、職場での休憩中は日本語で会話をしている…このような回答が聞かれたら問題外かもしれません。実際に仕事中は先輩外国人材任せ、私語を慎み作業に没頭するのが当然の環境、緩やかな成長しか期待が持てません。

地域の交流会に参加している、語学教室に通っている、このように日本人と直接触れ合う機会を多く提供している方々は良い方です。本人がYouTubeで勉強していると話す、オンライン教育でも相手(日本人)が不在の教育は、語学学習における疑問点に即答でお答えする機会が無いため、分からないことは分からないまま…語学能力停滞の原因となります。

我々日本人と同じ仕事、それ以上に肉体を酷使する作業を行った状態で、学習意欲が駆り立てられるのか?日本人でも無理なものは外国人材も無理です。中学・高校と6年間学んでも、一言も話せない英語力の日本人が、入国3年未満の人材に日常会話を求める方が無理な話、逆にコミュニケーションが図れる人材は相当優秀、努力をしている人材だと評価して下さい。

形式的な支援方法は幾つでも思い浮かびます。しかしそれは提供する側の満足、教える側の満足であってはいけません。日本以外では役に立たない「日本語」。3年終了したら速やかに帰国しようと考えているのに、わざわざ苦労をしたいとも考えません。

それでも伸ばしたい語学力。日本側では「意欲」か「危機感」を煽るしかありません。

「意欲」とは報酬、「危機感」としては在留資格の更新など(特定技能移行など)、どうしても果たしたい、果たさなければいけない環境づくりを行う方が、語学学習のスイッチを入れます。形式的な手段・方法では成果は出ません。

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