物流会社は大変です

【物流会社は大変です】(技能実習・特定技能)

物流関係(運転業務)の技能実習生・特定技能受け入れの議論に結論が出ない状況ですが、現状の深刻な人手不足、益々増加する宅配サービスに現場では悲鳴が上がっております。

宅配サービスを利用するのは日本人に限ったことではありません。日本語が十分ではない技能実習生でさえもオンライン注文を行いますし、友人への郵送物、不適切な物品売買等で、日本語を使用せず、全てローマ字で記入した郵送伝票は当たり前の光景となっております。

特に「不在通知」による2度、3度手間は業界関係者の業務を更に圧迫させていると思われます。

日本人であれば郵送日数も逆算し、受け取る側の在宅時間も配慮して郵送の申し込みを行う人が多いと思います。受け取る側も事前連絡で在宅を心掛け、このような配慮が物流関係者の業務を軽減させます。

しかし外国人材の場合、このような仕組みも分からず容赦のない利用。玄関ポスト・郵便ポストに不在通知が入ることも多く発生します。特に外国人材の場合は、在宅勤務などもありませんので、同居人共に不在である状況は多くなります。

このようなことまで配慮して、宿舎へ届く郵便物は全て受入企業に持参するようにと、重要書類への対応や、不在通知の受け取りへ協力姿勢を見せる関係者は優良です。

しかし無関心な制度関係者の場合、不在通知のあげく、本局や郵送相手に物品が返却され、物流関係者の業務を増加させてしまっております。

不在者通知を見て、まず日本語が理解できるのか?電話操作できるのか?という問題をクリアしなければいけません。宅配ドライバーに直接電話をする語学力・勇気もなく、日本人でも面倒かつ複雑なプッシュフォン操作、ハードルの高い作業となります。

外国人材を受け入れる関係者は、不在通知の対応も、宿舎清掃の確認も、郵便物の対応も、第三者に迷惑を掛けないような支援が必要となることを知った上で、受け入れを始めなければいけません。

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