喫煙・スマートフォン訓練

【喫煙・スマートフォン訓練】(技能実習制度)

技能実習生が配属までに訓練されていなければいけない行為に「喫煙」と「スマートフォン使用」があります。いずれも「中毒性」のあるものでしょうか?

結果的に「我慢」できれば良いのです。

日本では職場でも、公共の場でも「喫煙」への対応は昔と比べて本当に厳しくなりました。

就業中、「煙草休憩」なるものが許されて、何度も何度も喫煙できる実習現場であれば良いのですが、昼食休憩までは喫煙禁止、休憩時間が不安定な職場であれば、技能実習生の中には精神状態が落ち着かなくなり、隠れて喫煙行為に走る者もいます。

「スマートフォン」も実習現場に持ち込み禁止という職場が多いと思います。実習時間にゲーム、個人的な連絡などは当然禁止、中には実習現場で撮影を行い、SNSでアップロードする方もいます。そこに映り込む企業秘密の部分、軽視する技能実習生も少なくありません。

中には分からない言葉を即調べるために…という模範解答をすることで使用許可をする受入企業もありますが、手元を見ればゲーム?Messenger?と語学とは全く別の行為を行っている、SNS上で見覚えのある現場写真が公開されている。そのような経験をされれば、たった1度の軽率な行動で、就業中のスマートフォン使用が永久に禁止となった受入企業もあると思います。

入国前講習(母国)では、授業中の没収、罰金と日本よりは簡単に対策を行うこともできます。しかし入国後の講習では、日本語教師も日本人で、全て日本語による指導の為、辞書・電子辞書も持参しない現代において、スマートフォンによる辞書機能がスタンダード、罰金を徴収すれば世間を騒がせることも間違いありません。

講習中の喫煙も、禁止をすれば室内で、トイレ内で。バレなければ良し、バレた時の言い訳も考えて…結局このような人材は、配属後早々、日本人からの印象を悪くして、受入企業からの監理団体への通報、訪問指導時に厳重注意、再発行為で受入企業から帰国をさせて…というお決まりの対応が始まります。

関係者の中には、あらかじめ未然防止のため、喫煙者の採用は行わないと送り出し機関へ打診をしても、送り出し機関側が応募者不足の為、強制的に喫煙者に対して隠蔽行為を働きかけますので、送り出し機関を変更するのも容易ではなく、監理団体・受入企業を悩ます問題になっていると思います。

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