黄色国に指定される不審国

【黄色国に指定される不審国】(技能実習・特定技能)

既に政府が何を注意喚起しても、日本人も新型コロナウイルス問題には興味・関心が薄れていると思います。それでも自身は感染したくない日本人にマスクを外すような人は見られない、特に罰則も無いのに、永久的にマスクを付ける習慣だけは無くならないのではないかと思います。

真面目に検査数を公表する日本では、感染者数が世界一と報道される。それでも来日していただける外国人材がいることはありがたいことです。

青国、黄色国、赤国…政府の水際対策に興味・関心がある方も、海外関係のお仕事に従事する人だけ、実態も知らず外国人が新型コロナウイルスを運んでくる、入国反対という声も聞こえなくなりました。

それでも現在進行形で続いている水際対策。恐らく積極的検査を行っていないだけで、実際には感染が蔓延している「ベトナム」は相変わらず「黄色国」を維持しております。

本年3月からの入国緩和、確かに出国前の検査を行っても、何人かは発生する入国後の「陽性者」これは水際対策の仕組みが「72時間」「48時間」以内の検査結果と、検査後に行動制限が無いことから、その間に感染することもあるのでしょう。

それでも優良な関係者は、検査結果判明後に出国まで自主的な隔離処置を行い、万全な状態で飛行機へ搭乗させる。これはベトナム関係者も同じです。

ただ出国者(入国)人数も多いから仕方が無いとも言えますが、陽性率の高さから、信用を得られずに引き続き「黄色国」状態。このまま行けば、この水際対策が続く間は、ずっと変わらないのでは?と思わせてしまいます。

入国後に対応する入国後講習施設、いわゆる研修センターでは実感していると思いますが、陽性で出国ゲートに出てこない送り出し機関は概ね特定されていること。505機関(2022年9月7日現在)もありますので、ピンキリありますが、陽性者が発生する送り出し機関、問題児が多い送り出し機関はいつも同じです。

これは真面目に行っている送り出し機関は迷惑な状況、二国間の信頼・信用が益々薄れていきます。

制度改正において、例え送り出し国が認定した送り出し機関であっても、問題の多い送り出し機関は個別に受け入れを認めない、利用する日本側関係者にも技能実習機構、出入国在留管理庁が把握する送り出し機関の評価が公表される仕組みがあれば、日本側の制度関係者も、わざわざ同じお金をかけて、問題のある送り出し機関を利用される方はいないと思います。

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